ニキビ治療
ニキビの発生にはいくつかの原因があります。その原因ひとつひとつに対して、医学的根拠のある治療を行います。
思春期の皮脂分泌過多によるニキビの他、下アゴまわり、いわゆるUゾーン(男性のひげの生えるところ)に生じる思春期後ニキビ -ストレスニキビ(アダルトニキビ)が増えています。これらには、角質の問題や活性酸素の影響、細菌感染、ホルモンバランスなど、さまざまな原因が関与しています。当院では、ケミカルピーリング(AHA・BHA)やリン酸型ビタミンC、ダラシンローション、トレチノイン、ホルモン調整薬、さらにはインナーアプローチ などを併用し、“再発のない治療”、“あとが残らない治療”を行っています。どうしても繰り返すニキビに対しては、いわゆる針脱毛法に準じて、皮脂を電気凝固し根治術を行います。
開院後8年で10000人以上の患者様にご来院いただき、その治療実績はご評価いただいているもの思っております。治療を継続して行わなければならないこともありますので、費用は、ケミカルピーリング1回5250円、+ビタミンイオン導入まで行って1回10500円という設定にしております。どうぞご安心して受診してください。
1.角質ケアー、毛包上皮細胞の分化を抑制
・AHA (グリコール酸)
・BHA (サリチル酸)
・Modified Jessner’s
solution (ジェシナー液):サリチル酸、乳酸、クエン酸混合液
・アダパレン(ディフェリン)
・トレチノイン(レチノイン酸)
2.抗菌・抗炎症作用
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ダラシンローション:アルコール基剤の高濃度ダラシンローションは皮脂親和性に優れ、ゲル基剤のものより、より効果的です。
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ルリッド、ミノマイシン内服:特に女性のカンジダの発生、腸内フローラへの影響などを考慮し、抗生物質の内服は限られたケースのみ処方しております。
3.活性酸素除去
・リン酸型ビタミンC:有効成分の導入として、イオン導入、エレクトロポレーション(アクシダーム)をおこなうと、より効果的です。
・ビタミンE
4.皮脂分泌抑制
・トレチノイン外用
・イソトレチノイン(アキュテイン・ロアキュテイン)内服:欧米で重症のニキビに用いられる内服薬です。催奇形性などの副作用がありますので、医師の管理下で内服することが重要です。当院では、欧米のレシピより、投与量・投与期間とも減らして、副作用の発現リスクに対処しております。
5.抗男性ホルモン作用
・女性ホルモン含有クリーム
・低容量ピル(マーベロン):いくつかある低容量ピルの中で、マーベロンがもっとも効果が高く、副作用が少ない。
・アルダクトン(スピロノラクトン)
6. 物理的治療
・電気凝固:繰り返す同じ部位のニキビに対しては、“針脱毛”に準じた方法で毛胞と周囲皮脂腺を電気凝固し、完治を目指します。
・レーザー・光治療:作用メカニズムに関しては、いくつかの理論がありますが、当院では基本的には、赤みだけになったニキビに対しての熱作用による治療をおこないます。
7.にきび跡の色素沈着、クレーター・アイスピック変形を改善
まだ赤みがあり、炎症が残っている状態であれば、にきび治療に準じた治療を行います。赤みだけが強く残る場合には、スーパーフォトセラピーが有効です。
炎症後の色素沈着であれば、トレチノイン(ビタミンA酸)やリン酸型ビタミンC、ハイドロキノンの外用を中心とした治療になります。
クレーターのようになってしまった、ニキビ痕にはケミカルピーリング(含ブルーピール)や各種ビタミンイオン導入によるコラーゲンの増生、プライミング(1−2ヶ月のクリーム治療による準備)の後にレーザーピーリング治療(エルビウムヤグレザー照射)を行います。また、患部の状態によっては手術的に痕を切り取って、細い糸できわめて丁寧に縫合する方法を選択する場合もあります
・トレチノイン(レチノイン酸)
・ハイドロキノン、コウジ酸
・真皮吸収型ビタミンC
・アミノ酸ローション(ヒドロキシプローリン)
・TCAピール
・ブルーピール
・レーザーピール
・切除縫合
6.栄養療法からみたニキビ治療
皮膚はヒト最大の臓器で、当然のことながら、“We
are what we
eat” 主に食事からの栄養素によって養われています。今のところ、特定の食品とニキビとの因果関係は明確にされていませんが、必要な栄養素が不足した場合や有害物質が体内、特に皮膚に蓄積すれば、皮膚の状態は悪化します。必要な栄養素の不足、有害ミネラルの蓄積などは血液検査や爪ミネラル検査で知ることができます。
1)腸内環境を整える:体内に必要なものを吸収し、不要なものを便として排出することはもちろんですが、腸内細菌はビタミンB群やビタミンH(ビオチン)を生成します。これらのビタミンは健康な皮膚の維持に欠かせません。
2)ビタミンAとビタミンEの併用:ビタミンAを大量に摂ることは、ほとんどのニキビに対して大変効果的です(イソトレチノイン)。副作用が気になる方には、ビタミンAの摂取量を控えめにし、ビタミンEを併用することをおすすめします。ビタミンEはビタミンAの分解を遅くします。
3)生理前症候群(PMS)の一症状として、ニキビが増える方がいらっしゃいます。ホルモンバランスの悪化には違いないのですが、ビタミンB6やマグネシウムの摂取で改善することが多いのも事実です。これらは体内でホルモンはもちろん、多くの代謝に関与しています。生理前1週間から生理中にこれらを摂取していただきます。
4)亜鉛とセレン:これらはともに免疫力のアップに有効です。亜鉛は悪玉の男性ホルモンの産生に関与する5α−リダクターゼの活性を抑制します。セレンは活性酸素を消去するグルタチオンペルオキシダーゼの産生に欠かせないものです。これはビタミンEと協力して過酸化脂質の産生を抑え、ニキビの改善に効果を発揮します。
5)パントテン酸:パントテン酸には皮脂を減らす働きがあります。
6)飽和脂肪酸を減らして、不飽和脂肪酸をバランスよくとることが、皮膚のみならず、体中の細胞レベルの健康に非常に役立ちます。常温で固体の脂はやめて、植物由来または動物由来の新鮮な脂をとりましょう。